本革のお手入れについて
本革には、時とともに表情を変えていく自然な美しさがあります。使うほどにしなやかさが増し、艶や色合いにも少しずつ深みが生まれていきます。そうした繊細な変化は、置かれた環境や日々の使い方、そしてこれまでの時間によって生まれる、その革ならではの表情です。変わらないことではなく、時とともに育っていくことに、革の美しさがあります。
このたびお選びいただいた革の品が、職人の手仕事によって丁寧に仕立てられ、これからの日々に長く寄り添う存在となりましたら幸いです。
私たちは、丁寧につくられたものが大切に使われ、手入れされながら、その素材や技、そこに込められた物語とともに長く受け継がれていくことを大切にしています。革のお手入れに、特別なことは必要ありません。日々のちょっとした心配りを重ねることで、その美しさと表情を長くお楽しみいただけます。
予防について
革本来の性質を知り、日頃から環境や扱い方に気を配ることが、長く美しく使うための第一歩です。
直射日光や高温、多湿の環境に長時間さらされると、色合いや質感、革の状態に変化が生じることがあります。水濡れもできるだけお避けください。
また、表面を傷めるおそれがあるため、洗剤や漂白剤などの強い薬剤、クリーニング用品の使用はお控えください。
置き場所や日々の扱いに少し気を配ることが、革が持つ自然な表情を保つことにつながります。
メンテナンスについて
お手入れは、必要なときにやさしく行ってください。普段は、柔らかく乾いた布で表面のほこりや汚れを軽く拭き取る程度で十分です。汚れが気になる場合は、柔らかい布を水で軽く湿らせ、固く絞ってから、表面をやさしく拭いてください。
水分を含ませすぎたり、強くこすったりすることは避け、拭いた後は十分に乾かしてください。また、新品の革には、革本来の香りが感じられることがあります。これは本革ならではの自然なものです。香りが気になる場合は、風通しのよい場所にしばらく置いていただくことで、少しずつ和らいでいきます。
保管について
長くお使いいただくためには、使わない時間の過ごし方も大切です。
直射日光や高温、多湿を避け、涼しく乾燥した、風通しのよい場所で保管してください。
万が一濡れてしまった場合は、乾いた布で水分をやさしく押さえるように吸い取り、風通しのよい場所で自然乾燥させてください。ドライヤーや暖房器具などによる直接的な熱は、革の状態に影響を与えるおそれがありますので、ご使用はお避けください。
ご使用にならないときは、付属の保存袋に入れて保管することをおすすめします。ほこりなどから守りながら、次に手に取る日まで大切に休ませてあげてください。
